WORKS
制作実績
カクキューさま│見るから、感じるへ。 体験型展示コンテンツ制作
株式会社カクキュー八丁味噌さま
デザイン・印刷物
愛知県岡崎市で八丁味噌の伝統を守り続ける老舗カクキューさまより、施設内コンテンツ制作のご依頼をいただきました。
カクキューさまは江戸時代初期(1645年創業)から続く八丁味噌の蔵元として、380年以上にわたり伝統製法を継承。
大豆と塩のみを原料に木桶で長期間熟成させる製法を守り続けています。
現代においても機械化に頼りすぎず、職人の手仕事と時間をかけた発酵・熟成によって生まれる深いコクと旨味は国内外から高い評価を受けています。
また、味噌の製造にとどまらず、見学施設や資料館の運営を通じて、発酵文化や食の歴史を広く発信。
観光資源としても高い価値を持ち、国内外から多くの来場者が訪れる“体験型ブランド”としての側面も強みです。
今回のプロジェクトでは、こうした長い歴史と文化的価値を、より多くの来場者に分かりやすく、かつ魅力的に伝えることを目的に、展示コンテンツの企画・制作を担当しました。
単なる情報の可視化ではなく、「なぜカクキューの味噌が特別なのか」というブランドストーリーを体験として伝える設計を行っています。
デザイン&コンテンツのポイント
本施策では、「体験価値の最大化」を軸に、視覚的理解とストーリー性を重視した設計を行いました。
本の紹介コーナーでは「体験価値の差別化」を目的に、クイズ形式のインタラクティブな仕掛けを導入。
扉に記載されたクイズに挑戦し、開くことで答えと関連書籍が現れる構成とすることで、受動的な閲覧から能動的な体験へと転換しています。
施設全体のコンテンツの中でも来場者の行動を喚起する“フック”として機能し、回遊を促すものになります。
ジオラマでは、愛知県内に点在する味噌や醤油などの発酵食品に関わる拠点を俯瞰できる構成としました。
地域ごとの分布や広がりを立体的に可視化することで、発酵文化がどのように地域に根付いているかを直感的に理解できる設計としています。
全国の味噌料理を紹介するパネルでは、温かみのある絵で地域ごとの食文化の違いを分かりやすく可視化。
全国各地から訪れる来場者の発見や共感を促します。
味噌の歴史パネルでは、長い年月をかけて培われてきた製法や文化的価値に歴史上の偉人を絡め、ストーリーとして整理。ブランド理解の深化を図りました。
まとめ
本プロジェクトでは、「味噌文化の魅力を体験として伝える」ことを軸に、展示コンテンツの企画・制作を行いました。
視覚・情報・体験を統合した設計により、来場者の理解促進と満足度向上を実現しています。
また、単なる展示物の制作に留まらず、カクキューさまが持つ歴史や背景、発酵文化の価値に着目し、それらが自然と伝わるコンテンツ構成を設計。
来場者の体験を通じて、ブランドへの理解や共感が深まる導線づくりを行いました。
その結果、施設全体の体験価値向上とともに、ブランドの魅力がより伝わる空間づくりに寄与しています。
